有価証券の含み損解消のため期末までに売却し損切り等を検討されている学校法人においては、決算
時に適正な金額と科目を計算書に表示する必要があります。今回は有価証券の会計処理について記述
します。
先ず、有価証券を売却した場合には、
資金収支 (借)現金預金 / (貸)有価証券売却収入
消費収支 売却益の発生(借)有価証券売却収入 / (貸)有価証券
有価証券売却差額
売却損の発生(借)有価証券売却収入 / (貸)有価証券
有価証券処分差額
次に、○○引当特定資産の有価証券を売却の場合(監査提言集6その他資産Q37)
資金収支 (借)現金預金 / (貸)○○引当特定資産からの繰入収入
消費収支 売却益の発生(借)○○引当特定資産からの繰入収入 / (貸)○○引当特定資産
○○引当特定資産売却差額
売却損の発生(借)○○特定資産からの繰入収入 / (貸)○○引当特定資産
○○引当特定資産処分差額
最後に、償還期限を迎えた有価証券の場合は、償還という事実を明瞭に表すため「有価証券償還収入」
などの科目で計上することも認められる。(監査事例研修会Ⅵ学校関係Q3)
因みに有価証券の評価換え時に用いる科目としては、大科目「資産処分差額」区分の、小科目「有価証券
評価差額・○○特定資産評価差額」と表示するのが妥当である。(学校法人会計問答(Q&A)集第13号
有価証券の評価等についてQ13)
法人代表 升永 清朗